「【ー属性付与・掃炎ーアディシオ・エレメントゥム・クリマゼール】」
　＿＿己の魔力加算に、属性と指向性を付与。闇雲に後半以降激をして、山火事にでもなったら大変だが。
「【ー魔力増強・改ーマギカ・アウゲータス・ディッグ・オグマンテ】」
　＿＿まあ、多分大丈夫！
「【魔導即応】」
　マフラーをはためかせ、己に《魔法拡大/数》を付与する。

「【闇ーデネブラスー】【ー切り裂くーカイデンデンス】【閃光ールミナスー】」
「【聖魔ールクスー】【槍ーランケアー】【ー神殺ーフェリオデウス】」
　炎の性質を付与した、神殺の性質を持つ槍。仮初の詠唱でしかないが、かっこいいから付与している。
　【魔導即応】によって《拡大》されたソレは、威力を減衰させることなく全ての敵へと真っすぐに向かう。

「＿＿まだ残るかぁ。」
「じゃ、もう1発かな！」そう言いながら、武器を手元に、もう一度。
　今度は、いつもと同じように。手を翳せば、爆炎。それを、一つの焔へと。
「＿＿《魔法収束》」収束させ、一つの”魔術”とする。
「じゃ、いつものいーきまーすかー！」
「【真、第十五階位の攻。強化、召喚、衝撃、破壊――隕石ーヴェス・フィブレド・ル・バン。ディッグ・イステドア・ショルト・タドミール・ステラカデンテー】」
　＿＿普段と逆。単体相手への、過剰圧縮メテオ・ストライク。脳筋じゃないんだよ？なんてこの敵に言うのは違うかもしれないけれど。
「ど、っかーん！！」