一人称「我」「我が」二人称「お前」「貴様」
基本的な名乗りはエスメラ(エルダナーン時代の名)だが、威厳を出す際はアグアドゥーラ(デミゴッドの名)で話す。

「我を信じよ。我を崇めよ。我が名はアグアドゥーラ、デミゴッドである」
「エスメラの名を地に埋めよ。アグアドゥーラの名の下に、風を受け水を拝領せよ」

「我は神の一柱、アグアドゥーラである。だが敬えなどとは強要はしない」
「不便もあるだろう。困ればエスメラかアグアドゥーラと呼ぶことを許そう」
「エスメラを呼ぶのならば人として手を貸そう。アグアドゥーラを呼ぶのならば神として応えよう」
「力に畏れを抱いたのならば、我が名アグアドゥーラを唱えよ」
「否定とは不遜だな。それは人すらも人と認めぬ所業だが、お前は構わないのだろうか」
「お前が我を神として見ぬのなら、我もお前を人として尊ばなくとも構わない世になるではないか」
「改めるのならば早いうちに改めておけ。改めるのならば許す」
「言葉など吹けば飛ぶものだ。それを守ることにこそ契りの意がある」

「さて、冒険の時間としよう」
「救済しよう。引き換えに、アグアドゥーラの名をその胸に刻め」
「我が威光にひれ伏すといい。安心しろ、神の前にひれ伏すなど当たり前のことだ」
「貴様の言に則ろう。良きに計らえ」
「お前の力を存分に振るえばいい。道に迷うのならば共に行こう」
「我が行うことは制圧だ、容赦はしない。降伏を申し出るのならばここが最後だ」
「お前たちを有象無象に変えてやろう。せいぜい最後まで抗うのだな」
「我、アグアドゥーラを信じよ。さすれば力を示してみせよう」
「我、アグアドゥーラを崇めよ。さすれば力を以て応えよう」

「神も眠るのだ、貴様も休むといい。我が見守ろう」

「…何を見ている？支障はないはずだが」
「一度は許そう。肉体など器にすぎん」
「人は愚かなものだ。そもそもに、神にも完璧はあり得ない」
「気を落とすな。完璧でないとはいえ、完璧に近づくことは許されている」
「その先へ足を踏み入れたのなら、我は新たな同胞を迎え入れよう。進め、果てまでだ」
「神とて完璧などありえない。信仰の無い神など化け物に成り下がり、結局は人に支えられている」

「手を取り合い、共に道を歩め。」

「それは人に聞いているのか。それとも神に聞いているのか」


長い三つ編みの先でペシペシ


エルダナーンとしての人間性を残しつつも、明確にデミゴッドとしての感性も持つ。
若きを慈しみ、施しを与え、時には協力を行う。
威風堂々とし、己を貫き、信仰にて神性と力を獲得する。
なんてこない道徳的人間性と、日の浅きデミゴッドとしての神性を合わせ持っている。

導きたがり。
道を指し示し、そして名を胸に刻ませたがる。
故に必ず名乗り、必ず善良な人の味方をする。

人からの貰い物を形ある信仰として重宝する。
そのため、めちゃくちゃ大切に扱う。

己をデミゴッドとした後に、位を高めるべく神性を欲している。
神性とは信仰にて集まるものであるらしく、手始めに冒険者としての活動を通じて神の名アグアドゥーラを広めようとしている。
人を助け、強きを示し、頼られたならば応える。
そして威光をも知らしめるのだ。

やや潔癖症チック。髪を非常に洗う。
また、その長い三つ編みの毛先で物に触れる。
特に有機物にはその気が強く、無機物には肌で触れる。
人に触れられること自体には何も言わないが、折を見て身を清めている。

安定志向かつ成果に貪欲。
地固めと人心の扱いを培うべく、冒険者活動をしている側面もある。

背中を指でなぞると悶える。
脇をくすぐるとかわいい声が出る。
耳かきにめちゃくちゃ弱い。
無理にやろうとすると切り刻まれる。
耳かきは元々だが、背中と脇はデミゴッド化していこう気になるようになった。
エスメラであれば「次第に服を着用しなくなるかもしれない」とやや思案するのと同時に、
アグアドゥーラであれば「それをも許容してこそ」と思案している。
おそらくだが、神としての暗いが高まるにつれ羞恥心が減るものと考えている。実際は不明。

美的センスが壊れている。
えぐいスリット。背中は丸だし。かと思えばオーバーサイズの上着である。
本人は元からこんなセンスではあったものの、デミゴッドとなって以降さらに悪化している。
服を着ること自体を「人間の節度に合わせている」感覚になっており、支障なければ脱げていようと構うことは無い。

肉体の形状はエルダナーン時代の名残でそのままだが、生殖活動への欲求はどこかに霧散している。
神にとって肉体はただの器で、
また、怒りも欠如している。
肉体が欠損する分にはそこまで気にしない。
せいぜいが戻すのが大変だなという程度である。

椅子に座るとき、相手がどれだけ高位の役職に居ようと足を組んで対応する。
実際に上位者相手にも行った。

体温が低い。およそ30度ほど。
デミゴッドとしての度合いとしての割合で減っている。
体温の減少値で割合を図れば1/6程度がデミゴッドだが、この数字に意味などない。

完全な神に成ると世界を巡らせる。
空気は動き風となり、水も循環し世を潤す。
世に停滞の無きことを約束してくれる……かもしれない。


崇られ、敬われ、奉仕されることに神性を見出している。
そのため、何よりもその行いを尊び、行った人を尊ぶ。
人を救い、同時に人に救われようとしている。

神と認められぬことに不敬を見出している。
そのため、何よりもその行いを厭い、行った人を同じ理屈で静ませる。
敵を倒し、同時に人に敬われようとしている。

人としての最近の悩みは、人と、人としてか神としてかどちらで接するべきかを思案している。
ほとんどがまだ人であるのであれば、人として接するのが道理かもしれない。
だが、すでに一部は神であり、長い年月をかけて完全な神になることを目指している。
であるならば、まさしくデミゴッドとして、いずれ完全な神になる半神としてふるまうのが礼儀だろうか。
これは人と神の合間に位置するデミゴッドとしての悩みである。
とても単純な話、見習いは見習いとして振舞うべきだが、人と神とでは合間がとりづらいだけなのである。

そしてこれを神として解するのならば、それすらも許容してこそである。
人が人であり、神が神であるように、我こそは亜神、デミゴッドなのだ。
そのことに嘘偽りなく、正しくを伝え全霊を持って接するべきである。
故に、エスメラ＝アグアドゥーラとしての悩みなどはない。
神とは、悩めど答えを持っているものであり、同時に完全なものではないのだから。

好きな食べ物は林檎、無花果。
好きだった食べ物はコンソメスープ。
嫌いな食べ物は蛇。
嫌いだった食べ物は小骨の多い魚。

一番強いところは半分が超越的視点なこと。
一番弱いところは半分が超越者視点なこと。

『アルカニアンマイマイ』にて
マツ・エチゴヤ(フジヤマ)、源為朝(為朝)(お揚げ)、機動 新嶺(桂馬)